2009年11月23日

ボトックスでしわ治療、多汗症・小顔・ふくらはぎにも

ボトックスとはボツリヌス菌の毒素を注入する方法です。ボツリヌス菌は食中毒の病原菌で、その毒素は強力な神経毒です。表情筋に働きかけ、しわの原因となる皮膚だけでなく、筋肉の動きから発生するしわを抑えます。

ちょっとこわい話、ですね? でも、この製剤はアメリカでは2002年からしわ治療に認可され、ブームとなっていますし、日本でも眼科治療薬として認可されて10年以上も使用されているものです。

切らないで有効なしわ治療ができるため、プチ整形といわれたりします。きちんと理解して、ご利用ください。


ボトックス製剤はこわい!?


ボトックスは、A型ボツリヌス毒素から抽出した成分です。アメリカのアラガン社が登録商標を持っています。ボツリヌス毒素は本来、毒性の高いもので、第二次世界大戦当時に細菌兵器として研究が進展しました。
ボトックス製剤はボツリヌス菌そのものではなく、ボツリヌス菌が作り出した毒素(タンパク質)を利用するものです。日本では1996年に眼瞼痙攣(まぶたがピクピクする症状)に対して承認され、片側顔面痙攣などにも利用されている医薬品です。
そこで、ボトックスをことさら怖がる必要はないでしょう。毒をもって毒を制するホメオパシーという代替治療もあります。そもそも薬と毒の境界はあいまいです。


ボトックスでなぜしわが消える?


ボトックスには筋肉を弛緩させる作用があります。表情筋の作用によってできる表情しわに対して目立たなくさせる効果があります。ボトックスが注入されると、筋肉を動かす神経伝達物質(アセチルコリン)が抑制され、その箇所が弛緩して、しわができにくくなるのです。副作用はほとんどありません。医師の指導に従えば、リスクの少ない整形治療といえるでしょう。


ボトックスは多汗症や小顔にも効果


もともと、しわの治療に利用が始まったボトックスですが、小顔(えらをスッキリさせる)や手のひら・ワキの下の多汗症の治療に使われるようにもなりました。
これはボツリヌス菌が汗を分泌するエクリン腺の働きを止めるためです。ふくらはぎを細くするために使われることもあります。局部的な筋肉の麻痺を生じるからですね。効果は約4〜6ヶ月間継続します。



posted by くり at 06:46| Comment(0) | TrackBack(0) | ボトックス
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